家賃に対して消費税はかかるの?

部屋代に消費税はかかりません

有料老人ホームの場合、家賃に消費税はかかりません。 これは、有料老人ホームに入居する人が、介護や医療を必要としているか・していないかに関わらず、「消費税はかからない」と行政が定めています。

他にも、非課税になるものは?

実は、老人ホームには「非課税」になるものが意外に多く存在します。
例えば、「食堂」。こちらは、施設を利用している人が食事を取るという目的で作られていますので、「非課税」となっている様です。これに関連して、入居者のための食事を作る厨房なども、「非課税」の対象になっています。入居者がいれば、食事を提供しなければならないのは当たり前ですからね。
また、スタッフが泊まるためのお部屋も非課税です。
これは、入居者に対して介護を行うスタッフが使用するので、「入居者のために必要なものである」という流れから「非課税」となっています。
この様に、施設の中で「利用者が必要としているもの・生活するために必要不可欠なもの」と判断された場所に関しては、「非課税」とされている様です。

逆に課税となるもの

膝系になるものは、あくまで「入居者が生活するためにい必要なもの」に限られますので、それ以外の場所にかんしては「課税対象」となります。例えば、会議室などは利用者が利用するところではありませんので、課税の対象になります。難しいのは、スタッフの事務作業をする部屋などですが、コチラに関しては「利用者のために使っている割合を計算して非課税にする」という方法をとっているそうで、ちょっと複雑になっています。廊下なども、同じ様に割合を算出しての課税になる様です。

この様に、有料老人ホームでは「課税になる場所」「非課税の場所」が複雑に入り組んでいることも多く、どちらになるかは施設の利用状況によります。恐らくは税理士などの専門家と相談の上、非課税になる場所と課税になる場所の割合を出していくのでしょう。この様にして、施設に対する課税の割合は決められているのです。