将来、入居一時金は無くなるってほんと?

入居一時金をなくす施設が増えています

現在、有料老人ホームでは「入居一時金をなくす」というところが増えています。
以前は「有料老人ホームといえば、入居一時金を支払う」ということが当たり前でしたが、今は必ずしも「入居一時金を支払う」ということが当たり前ではない様です。
また、将来的には「入居一時金がなくなる可能性もある」と言われています。

入居一時金をめぐるトラブル

入居一時金をめぐっては、色々な老人ホームでトラブルになっており、そのことが度々ニュースで報道することもありました。これは、「入居一時金を払って入居したが、何らかの理由により退去使用と考えた場合、返還される金額が少なすぎる」ということが問題視されたためです。
入居一時金は、一艇期間ごとに償却されますので、その時点で余った金額については利用者に返還されます。でも、その返還される金額について、利用者側と施設側で食い違いがあり、揉め事になることも多かったそう。
これは、施設側の問題だけでなく、利用者側が返還される額についてきちんと理解していなかったなど、多くのことが原因になっていますが、いずれにせよ「入居一時金の存在が、トラブルにつながっていた」ということは事実です。このことから「入居一時金はなくすべきだ」という声が挙がっており、実際に「入居一時金0円」という有料老人ホームも増加しました。入居一時金という制度が根本からなくなることは難しいかもしれませんが、もしかすると将来的には「入居一時金0円」が一般的になるかもしれません。

入居一時金がなくなったら?

入居一時金は、施設が運営をしていくために必要不可欠なものです。それがなくなるということは、月々の利用料金に加算されると考えるのが自然ではないでしょうか。
仮に「入居一時金がなくなった」としても、支払う金額にかわりはないということですね。今後、有料老人ホームの業界で、入居一時金のあつかいがどうなるのかは、気になるところです。