0円~数千万まで 入居一時金の根拠とは

入居者一時金、金額の差はなぜ?

入居者一時金を見てみると、数千万単位を設定しているところもあれば、0円から入れるところもあります。
この金額の違いについて、「どうしてなのか」と疑問を感じる人もすくなくないとか。
確かに、0円と数千万円では天と地ほどの違いがあります。ではなぜ、入居一時金の額にこれだけの違いが出てくるのでしょうか。

立地条件によって異なる入居一時金

まず、挙げられるのが「建物の立地条件」。
駅から近い、近隣に便利な施設がたくさんあるという施設だと、自然に入居一時金も高くなります。
これは、この様に「便利なところに建物を建てる場合、土地代が非常に高くなってしまう」という、施設側ではどうしようもない理由も存在します。
「では、不便なところでもいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、ホームを訪れる家族にとってはアクセスが便利な方がいいでしょう。また、自立型のところだと、入居者が一人で外出することもあります。この様な場合だと、銀行や郵便局などの施設は近くにあった方が良いですよね。この様なことを考えれば、立地条件のいいところに建てざるをえない、という現実があるのです。
また、都心の様に土地そのものが高い場合は建設費用も高くかかりますので、そのことも入居一時金が高くなる理由のひとつでしょう。

部屋の広さや施設の使いやすさなど

老人ホームは、人が最期の時間を過ごす場所でもありますよね。
だから、できるだけ快適に時間を過ごすことができる様に、部屋の広さを広くしていたり、設備を整えていることが多いです。つまり、そのぶんお金がかかっているということ。それだけ、入居一時金も高くなってしまう可能性があります。

入居一時金の安さをアピールするところも

老後の終の棲家として、選択されることも多い老人ホーム。
しかし、老人ホームはどうしても「高額である」という問題点がありました。
この為、入居一時金を安くしたり、また無料にしたりすることで、なるべくたくさんの入居者を呼ぼう!としているところが増えました。。これが、「入居金0円」の施設や」「安い入居金」の施設が増えた理由です。
安い施設が増えることは、入居者にとっては嬉しいことですよね。