運営費・管理費など呼び方はいろいろ

運営費・管理費って何?

施設によって「運営費」「管理費」など色々な呼び方がありますが、つまりこれらは「施設を運営していくために、必要になる費用」のことです。 「特別養護老人ホーム」の場合、地方自治体から補助金が出ますので、ある程度はそこで運営を賄うことができます。
しかし、民間の有料老人ホームの場合、地方自治体からの補助金がありませんので、老人ホームがすべて自費で経営をしていかなければなりません。その為の費用を、「運営費」「管理費」と呼んでいます。
この費用は、入居者から納められる「入居一時金」で賄われます。
入居一時金の中には、必ず「管理費」とそれに相当するものがあるので、管理費の中に何が含まれるのかをチェックしてみて下さい。

運営費・管理費に含まれる費用

運営費や管理費に含まれるのは、主に人件費などの費用。他にも、レクリエーション代などが入ることもあります。
食費や光熱費などは、管理費には含まれず「月額利用料金」に含まれますので、注意しましょう。
管理費は、あくまで「施設の運営にかかる費用」であり、入居者個人にかかる費用は、また別に支払わなければなりません。

特別養護老人ホームと有料老人ホームの管理費

前述のとおり、特別養護老人ホームの場合は「地方自治体から補助金が出るので、そこで管理費を賄うことが可能」です。
一方で、有料老人ホームの場合はすべて自費で賄うことになりますので、管理費は利用者の入居一時金もしくは月額利用料金に頼ることになります。この違いが、特別養護老人ホームと有料老人ホームの違いにもつながっています。地方自治体から補助金がもらえる特別養護老人ホームは、そのぶん管理費用も安く抑えられるので、入居者からもらうお金も少なくてすみます。
一方、独自ですべてを賄う有料老人ホームは、かかる費用は入居者からもらう入居一時金での運営・つまり、補助金がないぶんは利用者さんからのお金で賄うことになります。なので、どうしても月々の利用料金は高め。管理費や運営費を補助してもらえるかどうかが、そのまま利用料金に反映されているのです。