家賃(賃料)は都心ほど高い?地域差について

有料老人ホームは、地域によって利用料金や賃料に違いがあります。
同じ様な施設であっても、料金が高いところと低いところがあるのはどうしてなのでしょう。
また、都心に行けばいくほど利用料金が高くなってしまうのは何故なのでしょうか。

都心は家賃も人件費も高め

有料老人ホームにかかる費用が「都心に行くほど高い」のは、やはり「都心は家賃も高ければ人件費も高いから」ということに尽きます。家賃が高いということは、つまり「土地代が高い」ということ。有料老人ホームを建設するのに、高い土地代を支払っている為に利用料金も高くなってしまうのです。

例えば、東京都の地価は商業地であっても住宅地であってもトップの値段の高さです。
特に、銀座や東京駅周辺の地価は非常に高くなっていますので、このあたりに建物を建てるとなれば、それだけ高い土地代を支払わなくてはなりません。他にも、大阪・神奈川(横浜)・兵庫(神戸)など、人口が多く人気のエリアの土地はそれだけ値段も高いです。

ただ、この様な人気エリアにある老人ホームは、「値段は高いけれどアクセスには便利」というメリットもありますし、外出できる人の場合は気軽に気分転換を味わえるという良さも。老人ホームは、老後の長い時間を過ごす場所でもありますので、予算的に可能なのであれば、こうした人気エリアにある老人ホームで生活してみるのもいいかもしれません。

地域を選べば、安く入居できる場合も

「都心だと家賃が高い」ということは、つまり「地方に行けば、有料老人ホームに安く入ることができる可能性がある」ということになります。特に地域にこだわりがないのであれば、老親ホームの利用料金がなるべく安い地域を選んでみてはいかがでしょう。もちろん、有料老人ホームの利用料金は基本的には高めですが、その中でも「できるだけ安いところ」を選んで入居できれば、費用の節約にもなるでしょう。「知らない土地に住む」というのもなかなかいいものです。費用を抑えたい場合は、エリアを広げて施設を探してみることをオススメします。